
コロナに勝った証としての世界が呆れる東京五輪(ニューズウィーク)
新型コロナウィルス流行で
東京オリンピックの会場設立の為、インドネシアのジャングルを丸裸にし住民が生活の糧を失っていることを毎日新聞が報じていた。パンデミックの要因に、森林減少の地球環境の改変、定住、グローバル化がある。新石器時代に生える稲の湿地が乾燥すると種をつけると気づき農耕を始め、家畜と定住による食糧生産安定の代償に集落の伝染病がある。馬による人の行動圏で拡められたペストは、モンゴル帝国の商人が始めた貿易ルートを共に移動したクマネズミに取りついたノミが人に齧ることで感染を広め人口を半減させた。ペストを生き抜いたヨーロッパ人は米大陸に渡り、天然痘、はしか、腸チフスを持ち込んでメキシコの人口を75%以上減らした。ペスト流行時、ユダヤ人が飲み水に毒を入れていると噂が流れ、虐殺が起き、土地を追われたユダヤ人は世界中に拡散した。関東大震災の時も、韓国人が井戸に毒を入れていると噂され、官憲や民間自警団に韓国人、韓国人と誤認された人が殺害される二次被害が起きた。災害やパンデミックなどの危機的状況では、人は非難を向ける対象を捜し、弱いものに攻撃性を向け、デマを蔓延させ差別や偏見が生み、他者を蔑み孤立させ、高揚感をもたし愛国心が高まる。デマとは偽りの噂で相手を陥れるために政治的な意図をもって使う虚偽の情報だが、噂はウィルスと同様増殖し、噂された人たちにも現実化し自己成就予告する。ヒトは進化的に他の類人猿よりアンドロゲン受容体遺伝子が長くアンドロゲン機能が弱く攻撃性が低いはずが、災害、慰安婦や徴用工などを利用した政府らの言動に踊らされ、ナショナリズムが煽られ、弱そうだと認知された他者が目障りになり攻撃性、差別が点火する。

|